前年は地元高松宮記念杯をはじめGⅠ3冠と競輪界をリード。何でもこなす立ち回りは完成の域に。次なる目標のグランドスラムへ向け歩みは止めない。
一級品の捌きと差し脚は衰え知らずで抜群の安定感。今年も堂々S班に君臨する。誰からも信頼される仕事振りで他地区とラインを組んでも機能させる。
2年連続でS班の地位を確保。前を取っての突っ張りは迫力を増していて、先行日本一の呼び声も高い。積極的なスタイルは崩さず更なる高みを目指す。
ダービー王に輝いて一躍トップスターの仲間入り。天性の勝負強さで一気に頂点を射止めた走りは痛快。レースセンスに磨きをかけて中部の未来を担う。
年始恒例の地元記念にかける思いは誰よりも強い。68周年以来の制覇へ今年も気合を入れての参戦となる。渾身の直線勝負を見せ、場内の声援に応える。
ナショナルチームでパリ五輪を目指していたが、引退して今後は競輪に全力投球。早期卒業から一気にトップへ駆け上がった非凡な能力で頂点を目指す。
20年のグランプリを制した差し脚の鋭さは健在。前年は3連勝で寛仁親王牌決勝へ勝ち上がるなど存在感を発揮。展開悪くてもコースを探し突っ込み狙う。
戦法を追込みにシフトして目標を得るレースが増えたが、強烈な捲りは依然として健在。トップクラスの決め脚で常に好勝負を演じ、高いレベルで安定している。
断然の優勝候補として登場するのは古性優作。今年も和歌山記念から新たな1年をスタートさせる。 自力自在の総合力は現競輪界で最強と誰もが認める。ラインの先頭でも番手でもしっかりと仕事をこなして近畿ラインを上位独占へと導く。 古性と共に近畿ラインを引っ張るのは寺崎浩平。競技を引退して競輪一本に打ち込む事を宣言。勝負の年となるだけに、スタートダッシュを決めたい思いは強いはず。強烈スパートで一気に別線をねじ伏せる。 地元記念に誰よりも闘志を燃やすのは東口善朋。例年通り今回に向けて仕上げてくるのは間違いなく、近畿結束から直線で渾身の踏み込みを見せる。 この3人ががっちりとスクラムを組んでシリーズをリードして行く。東口の他に椎木尾拓哉、稲毛健太、石塚輪太郎、藤田勝也、貴志修己ら地元和歌山勢が大挙参戦。気迫の走りで場内のファンに応える走りを見せる。松村友和がラインを固めてサポート
近畿勢と真っ向勝負を演じるのは新山響平、佐藤慎太郎のS班コンビを擁する北日本勢。主導権取りへ強い意欲を見せる新山は先行勝負に迷いがない。前を取ってからの突っ張りで先頭を譲らない走りを貫く。先手さえ取ってしまえば佐藤が番手できっちりと仕事をこなすだけにお互いの信頼度は高い。本年の北日本S班は2人のみで、年頭からしっかりと連係を決めておきたい所。やるべき走りをこなしてワンツー決着へ全力を注ぐ。 阿部力也、永澤剛が追走から上位進出を狙っていく。
新S班の山口拳矢が軸となる中部勢。タイトルホルダーとなり責任を背負う立場となった山口のレース振りには注目が集まる。自力自在に立ち回り勝負強さを発揮へ。川口公太朗、松岡篤哉と同県の先輩を連れて期待に応える攻めを見せる。 谷口遼平の機動力が岐阜勢とどう絡んで連係するかも見逃せないポイント。
果敢な先行勝負に徹してペースに持ち込めば簡単には捲らせない町田太我。この先行力を活かす岩津裕介、桑原大志、阿竹智史の中四国勢で浮上の展開は十分。
波乱の立役者になる魅力を秘める山田英明、野田源一の九州コンビ。お互いが自在に攻めて活路を開くか。
根田空史、和田健太郎、和田真久留の南関勢や、坂井洋、吉澤純平の栃茨コンビもGⅠクラスの実力者。展開ひとつで台頭があってもおかしくない力量で、優勝争いを混戦に持ち込む。